アート好きのための2009年夏NYのオススメ10(後半)






Photos: Aneta Glinkowska

さて、前半に引き続いて、”アート好きのための2009年夏NYのオススメ10”後半5つのご紹介です。

6. PLOT09 @ Governors Island
去年はオラファー・エリアソンの滝のインスタレーションをプロデュースしたCreative Timeが、今年は、上記写真は全てそうなのですが、マンハッタンから船でほんの10分のところにあるGovernors Islandにて、20人程度の中堅ー有名どころのコンテンポラリーアーティストを招いてパブリックアート展示を行っている。ここは以前軍事施設として使われていたところで、マンハッタンからこんなに近いとは思えない環境で芝生に古いタウンハウスが散らばっていて、屋外や、それらのタウンハウス内でインスタレーション展示が行われている。バッテリーパークの近くから無料のフェリーが出ていて、夏の間、金、土、日に開放している。ピクニックも兼ねて楽しめる。オススメ。

7. WarmUp @PS1
以前も少し書いたが、PS1にて毎年行われる一連のサマーパーティー。8月末まで毎週土曜日にPS1で2時から9時まで、音楽やパーフォーマンスを含めたクラブパーティー的なイベントが前庭で行われる。中にはagnes b.がスポンサーしている日もある。

8. Brooklyn美術館
ここも、夏だけでなく、年中トークイベントや、土曜日のイベントなどを頻繁に行っている美術館で、マンハッタンの数多い美術館をまわって手がいっぱいで、ここまでこれないという方も多いと思うが、今年の夏は、ヨーロッパ中から、森美術館にまで巡回してきた"Africa Remix"にも参加していた、Yinka Shonibare MBEの大掛かりなソロショーが開催されており、一押し。2007年のベニスビエンナーレで初めて開催されたアフリカ館にも参加していた。

9. Dia Beacon
かなり前からあり、以前も紹介したことがあるが、基本的には常設だけで展示がほとんど変わらないのでいったことがあるという方も多いと思うが、それでも、まだまだ認知度がそれほど高くないDia Beacon。ニューヨークの郊外にあり、1時間に1本程度しかない電車で片道に1時間半程度かかるので、基本的には1日がかりになってしまうが、ここでしか見れない巨大作品がとてもリッチに立ち並ぶ様は壮観。一度は行ってみるべき。

10. MOMA
最後に、まあここは外せないという感じですが、夏の間は毎週木曜日にMoMA Thursday Nightsという形で音楽や、パフォーマンスの特別イベントを開いて夜8時45分まで開けてお酒を飲みながら楽しめるという趣向で、リラックスしてアートを楽しんでください的なイベントが開催される。また、特別展示のSong Dong展Roman Ondák展も見逃せない。

以上10のアート施設を独断で選んでみましたが、もちろんこれ以上にたくさんのアート展が開かれているNYの夏はギャラリーが閉まっていてもいくらでも楽しめます。

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