Sarah Jessica Parkerがアートのリアリティ番組

結構長いこと噂には聞いていたんですが、"Sex and the City"でおなじみのサラ・ジェシカ・パーカーがプロデューサーになって、Bravoというチャンネル向けにアーティスト版のいわゆるリアリティ番組がついにスタートされるそうだ。今まで、ファッションデザイナーが勝ち残っていく"project Runway"というのは何シーズンかやって割と好評のようだが、アメリカでも、ファッションよりも世の中的にずっと間口の狭いアート業界を題材にするのははたしてテレビ的にうまくいくのかといわれている。まあ、直感的にはうまくいくんだろうと思う。一般的には全く知られていない業界で、神秘的なムードもただようし、昨今は大きなお金も動いていた訳で、普通の人からの業界に対する興味が盛り上がっている。丁度不景気だし、うまくビッグコレクター、ギャラリー、美術館有力者などを登場させてステージ作りはできるだろうし、この手の番組に欠かせない辛口の人はNYのアート業界にはいくらでもいる。

第一シーズン用のキャスティングオーディションが今月中に全米で開かれるそうで、紹介はこちらBravoのページにて。ロス、マイアミ、シカゴ、ニューヨークであり、ニューヨークでは7月18日、19日に歴史ある(確か非営利)ギャラリーのWhite Columnsで行われるそうだ。僕はアーティストではないので勿論オーディションには興味はないが、いったいどういうアーティストが集まるかには興味があるので、覗きに行ってみたいなと思っている。23ページもある契約書を記入して、置いてくるようのデジタルポートフォリオ、その場で見せるようの実際の作品などを持っていけばいいようだ。日本のアーティストの方もいかがですか?もしかしたら大きなチャンスかもしれない。まあ、こういう番組は大半の出演者は、いろいろ大変なことをさせられて、恥をかいてお茶の間の笑いの種になって終わりだが、多分間違いなくスターも生まれるんだろう。たけしの誰でもピカソよりもアプローチはずっと低俗なのだろうが、結果としてはこんな番組からのほうがアーティストとしてのスターが生まれそうだ。プロデューサーが他の誰でもなく、サラ・ジェシカ・パーカーっ
ていうところがまたにくいなあ。なんかぽいもんなあ。

今年の不景気で元気がないアート業界の変わり種だが大きな起爆剤になるかもしれない。アート関係の人もこのオーディションについてtweetしていたし(もちろんNYABも)、今日もNYの有名ブロガーが番組関係者にちょっとしたインタビューをしたようで、こういうのを冷ややかな目で眺めがちなアート関係者も実は結構気になり始めているのはないだろうか。アメリカでは大きなチャネルのニュース番組はオンラインで見れるので、テレビを持っていないのだが、この番組は少し気になる。うーんテレビねえ。

Comments

  1. sounds interesting to me, who is oscillating between the art world and media field. I hope i can watch it on youtube or somehitng.

    I guess this program would be a good instance for analyzing the conflict or gap among media, creators, evaluators(mostly art critics), and the capital(probably, gallerists and collectors). Thank you for the information.

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