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Showing posts from 2007

「Think NEXT」トークイベントにゲストとして参加

6月の一連のヨーロッパのアートイベント のために、昨日よりヨーロッパに来ており、これから1ヶ月弱ベニス、ミラノ、バーゼル、カッセル、ミュンスターを廻る予定にしている。 出発の前夜に浅草のアサヒ・アートスクエア(スタルクのう○こビルとも)で開催された「Think NEXT」トークイベントにゲストの一人として呼んでいただいた。 mixiのアートマネジメントコミュニティー のオフ会の一環として催されたもので、下記の6名が順番に自分達の活動について、また将来の展望について簡単にプレゼンを行い、その後Q&Aという流れだった。 ・岩井優(Survivart代表) ・小川希(Ongoing主宰) ・加藤慶(Boice Planningアトリエディレクター) ・井上文雄(MUSEUM OF TRAVEL代表) ・杉浦太一(株式会社cinra代表取締役) ・藤高晃右(Tokyo Art Beat共同設立者) mixiのコミュニティでの告知、また上記6名からの告知の甲斐もあり、また最近それなりに注目されているトピックということもあり、金曜日の夜にもかかわらず、50名以上の来場者があったそうで、会場のアサヒ・アートスクエアの方も驚いていらっしゃった様子。想定どおりというかなんというか、時間は大幅に延長して、9時半に終了。 私はTABをはじめたきっかけ、誰がどのように運営しているのかなどを話させていただいた。6つの事例紹介という域を出なかったが、同時多発的に、それぞれ知らない同世代の人たちが多様な形でプロジェクトを運営しているということが示せたことは一定の価値があったのではないかと考える。ケーススタディーでいうところのケース紹介の段階かなと。次は、それぞれのケースからどのような一般解が引き出せ、それを発展させ次にどういう戦略をとりうるかというディスカッションをする段階に進めればこのオフ会としてもより意味が深くなるのではないかと感じた。 『 「Think NEXT」トークイベント 』 会場: アサヒ・アートスクエア スケジュール: 2007年06月01日 18:00~ 住所: 〒130-0001 東京都墨田区吾妻橋1-23-1 アサヒスーパードライホール4F

アート・寄付・税金

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月島にある都内ではほぼ最大のギャラリースペースを持つタマダプロジェクト ミュージアムで6月1日(金)からスタートするスペイン人アーティスト ジャウメ・プレンサの展覧会のプレビューに伺った。 会場に入ってまず驚くのが、日本のギャラリースペースでは考えられないくらい大きな作品。天上高は5メートル程度あるだろうか。そして、通常のギャラリー1つ分くらいの部屋が5つ以上あるかなり贅沢な会場で、このような展覧会は年に1・2回というから時間的にも贅沢だと言える。 今回この展覧会について書きたい内容は、会場の大きさについてではなく、この展覧会の入場収入の一部がTokyo Art Beatに寄付していただけるということについてである。具体的には会場入り口に左の写真のようなボックスがおいてあり、入場者はTokyo Art Beatもしくは、世界の医療団 のどちらか寄付を希望する方のボックスに入場料金を入れていただき、半額が寄付されるという仕組みになっている。寄付を受ける側の責任者がこのような文章を書くのは少しおこがましい気持ちもするが、芸術振興を目的としたNPO法人にて日々TABを運営している者として、寄付ということについては考えることも多いので、一度いい機会と書いてみる。 Wikipedia(2007年5月29日付け)によると「 寄付 (きふ)とは金銭や財産などを公共事業、公益・福祉・宗教施設などへ無償で提供すること。」とある。この寄付先に芸術施設が入っていないのがやや残念だが、もちろん、芸術に関わる組織にも寄付はかなり行われている。当の Tokyo Art Beatも寄付をいただいている 。ただし、まだまだ年間の運営費用(全体でも雀の涙)の5%程度にとどまってはいる。 よく、日本では先進諸国の中でも寄付が少ないといわれている。実際の数字は調べる必要があるが、多分間違った観察ではないような気がする。寄付の文化があまり無いというのと、寄付者への税制上の優遇が少ないというのが良くあげられる理由である。 世界の中でも特に、アメリカではアートへの寄付が盛んであるといわれ、その影響でアートマーケットさえも巨大化しているとも言われている。 寄付者への税制上の優遇については、この ページ がとてもうまく説明してくれている。つまり、寄付者がある特定の法人に寄付をした場合は、その分が所得から差し引かれ

ブルームバーグが日本でのアートの支援を開始

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5月25日(金)に森美術館のル・コルビュジェ展に行ってきたのだが、展覧会の内容など、いわゆる美学観点からのレポートは他に譲るとして、気付いた点を一つ。 展覧会に入ってすぐに受付があり、そこで、無料で、音声ガイド機器を借りることができる。それをスポンサーしているのが、株価などのビジネスニュースサービス会社の ブルームバーグ 。ロンドンの テイトモダン美術館 、ニューヨークの MOMA などでは以前からオーディオガイドなどをはじめとしたスポンサー活動をしていたようだが、東京ではこのように美術館での大きなスポンサー活動ははじめてではないかと思う。 東京も、ニューヨーク、ロンドンに並んで、ブルームバーグのような会社にとって文化支援が価値のある街になってきたとポジティブに見るべきか、このように分かりやすい形でアートサポートをする日本の企業のプレゼンスの低さを嘆くべきか。難しいところかも知れない。 『 ル・コルビュジエ 「建築とアート その創造の軌跡」 』 会場: 森美術館 スケジュール: 2007年05月26日 ~ 2007年09月24日 住所: 〒106-6150 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 53F 電話: 03-5777-8600

アートマネージメントよりアートアントレプレナーを!

日本では少なくとも90年代に入ってから“アートマネージメント”という言葉がさけばれ始め、コンセプトとしても、活動としても、学問としても、少しずつ定着してきているようだ。大学、各種スクールでもこの分野のことを学んでいる人は相当数いるのではないかと思う。 ただ、アートマネージメントを学ぶ、教えるということ自体にしっくり来ないという声もよく聞く。 なぜか? 多分、理由は単純で、何よりもプラクティカルな分野であるにもかかわらず、仕事がほとんど無かったからだ。バブル崩壊以降予算が切り詰められてきた美術館、まだまだ個人経営のギャラリーなど、新たな雇用があまり産まれてこなかったにもかかわらず、そこで活かすべき人材の育成は毎年順調に増えてきているような気がする。 少し順番を変えてみるべきかもしれない。 そう。 今、本当に必要なのは仕事、雇用を創出することができるアートアントレプレナー(企業家)だ。今、日本のアート業界は膨張傾向にある。ギャラリーの数も増えてきた。先月の アートフェアー東京 も 前年度比5倍程度の売り上げをあげている 。しかし、これらに関しては 海外マーケットとの内外価格差 に起因しているところも多分にあるといえるだろう。 この内外価格差があるうちに、そのトレンドを追い風に、今が、新しくアート関連の事業、仕事をみんなが始めていける大きなチャンスなんじゃないかと思う。多分、アートアントレプレナーに必要なのはアートに関する深い知識ではなく、アートを面白いと思う気持ちとチャレンジ精神くらいなもの。 マネージメントが力を発揮するのは安定成長に入ってから。 ここが不便だ。こういうのがあればいいのに。こういうアート施設があると楽しいのに。そう思ったらあとはそれをやり始めるだけです。

はじまりは突然に。

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数年ほど前に、Movable Typeでブログをしていたのだが、サイトをアップしなくなって、そして友人任せたっだサーバーのデータも消えて無くなってしまった。 また、なんとなく、そしてとりあえずBloggerでスタートしてみようと思う。

About Kosuke Fujitaka in English

Kosuke Fujitaka Co-founder of Tokyo Art Beat , NY Art Beat , 101 TOKYO . Currently lives and works in NY. Born in Osaka, 1978. Graduated with a BA in Economics from the University of Tokyo. He wrestled with Excel and Power Point in the Sony Ericsson R&D, cost control and marketing departments for three years before launching Tokyo Art Beat with Paul Baron and Olivier Thereaux in 2004. Kosuke is also a co-founder of 101 Tokyo, a young international art fair in Tokyo happening every April. In 2008, he moved back to NYC, where a decade ago he had come across many important life elements, and has now launched New York Art Beat. NY Art Beat is NY’s most comprehensive art & design exhibition listings and reviews site with daily updates for 700 events from NY's 1200 galleries and museums. iPhone applications of NYAB and TAB are used over 40,000 people all over the world. He thinks that art leveraged by IT, wine and beer can make the world a better place. Translation Service Beside

About Kosuke Fujitaka

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  藤高 晃右   ご連絡はメール(kosukeアットkosukefujitaka.com)にてお願いします。 東京アートビート  /  NY Art Beat  共同設立者 NYを拠点に日本企業の米国進出コンサルおよび、アートコレクターへのアートアドバイザーサービスを提供。 1978年大阪生まれ。東京大学経済学部卒業。新卒時にはソニーエリクソン勤務。2004年に日本最大のバイリンガルアート情報サイトTokyo Art Beatを共同設立。2008年・2009年4月に東京で行われた国際若手アートフェア101 TOKYOの共同設立者でもある。2008年にニューヨークに引っ越しNY Art Beatをスタート。2014年にはスマートニュースの米国従業員1人目として参画し、米国立ち上げ、メディア事業開発に従事(2023年まで)。アートを中心に執筆も多数。 - グローバルな視点でのアートコレクション作りのためのアートアドバイス - NY在住アートコレクターへの日本アート購入アドバイス - アート関連事業のコンサルティング、リサーチ - スタートアップの米国進出サポート - NYでのアートガイド、通訳、アテンド、コーディネート - アートに関する取材、インタビュー、レポート、執筆 執筆 - 美術手帖 2021/1/24「 MoMAが常設展示を大幅入れ替え。「具体」や「もの派」が加わった理由とは? 」 - 美術手帖 2021/12/11  「新しくてインターナショナルな「日本人」アーティストコミュニティをつなぐギャラリスト達」 - 美術手帖 2020/10/28 「 世界が注目するアメリカ大統領選挙に見る、アートと政治の関わり 」 - 東京アートビート 2020-2022  週次連載「 今週の世界注目ニュース 」 - 美術手帖 2013年3月号 「MoMAのビデオゲームコレクション」 - 美術手帖 2012年8月号  P122 「ワルシャワのアートシーン」 - 美術手帖 2012年1月号  「Global Art Market: 世界のアートマーケット」特集 - 美術手帖 2011年3月号 P233  「世界初のオンラインアートフェア」 -  Na+ Issue #1  P6  「日本のアートを世界に」 - 装苑 2010年10月号 P55  「ニューヨークの最新アート事情」