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Showing posts from June, 2009

NY Art Beat 1st Anniversary Party & Exhibition レポート

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Photo: Matt Schlecht 昨日ブログを久しぶりにアップしたらNYABのパーティ/展覧会の告知だけしてレポートをしていないことに気がついた。当日はあいにくの雨で、NYABはじめてのイベントということもあり、どれくらい来てもらえるかかなり心配だったが、はじまってみればなんと400人以上の来場者があり、本当にありがとうございました。 当日の様子は NYABlogのフォトレポート 、 flickrの写真 などご覧ください。 内容としては、ペインティングで参加してくれた鬼頭健吾さん( 明日7/1にブルックリンで個展がはじまります。 )、立花さん、ストーリーのあるマンガ的なプリントの ペトラ 、テレビゲームのモチーフのパネル作品を出展してくれた 村上真司 君、でかいペインティングとネオンボックスでインスタレーションをやってくれたYuki Itoda君、80年代NYのイーストビレッジでのアーティスト達(若いころのキース・へリングやキキ・スミス、バーバラ・グラッドストーンも)のすばらしいモノクロ写真のスライドショーと最初のDJとして場を暖めてくれた最高齢の トム・ウォレン 、おにぎり味のアイスクリームをサーブするパフォーマンスの Miwa Koizumi さん、東京からわざわざ来てライブペインティングをしてくれた 小柴博昭 さん、毛糸で編んだボディースーツによるパフォーマンスで場を湧かせてくれた オレック 、そして最後に、キャンバス、モレスキン、スニーカーへのドローイング作品、会場内でのライブドローイング、さらに、会場の前で、古いFiat500というかなり小さくてかっこいい車にライブドローイング(上記写真)と縦横無尽の活躍の シャンテル・マーティン と多様なアーティスト達による素晴らしい展示で、1日で終わらせるのはもったいなかった。 来てくれた人の大半は20代30代の若い人達だったが、70年代から活躍するアーティストのトム・ウォレンの友達など結構高齢の人達も多かったし、バラエティに富んだ人達に来てもらえた。会場の真ん前でミュージックビデオを撮影していたミュージシャンの アンドリューW.K が丁度僕たちのイベントのDJの友達だったことで、イベントにきてくれたし、MOMAのリサーチャー、何人かのアートライター、Manhattan Magazineの編集長、いくつかのギャ

サマフェス/クラブ化するMuseum

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昨日、毎年恒例になったPS1の前庭のオープニングパーティーに行ってきた。毎年、前庭をサマーパーティー会場に変えるために、コンペで選ばれた若手建築家がなんらかの建造物を作って、毎週末にWarm Upという名称で、DJ、ミュージシャン、パーフォーマーなどを交えて、誰でも5ドルで入れるサマーパーティーが行われる。年によっては、浅いプールがつくられてビーチパーティーっぽい演出もなされるが、今年は、MOSという建築グループによる"Afterparty"という、まあリーマンショックやアートバブルなどの次の年としてはお約束のタイトルで、夏とは真逆の雪男を彷彿とさせる毛がぼうぼう生えた建造物。驚いたのが、このサマープロジェクトが今年でなんと10年目ということ。よく考えたら、僕がNYにいた学生時代1999年ー2000年にもやっていてやっぱりNYの美術館は開かれてるなあなんてわくわくしたもの。その頃はじまったんですね。 夏の間、2ヶ月ほどの毎週末ということで10回ほど午後のパーティーが開かれるわけで、アート関係ではない若者達もたくさん。美術館でのパーティーというよりは、美術館の前庭を使った昼のミニ野外サマフェスという感じ。丁度10年目ということで歴史を見せる簡単な展示をやっているのを見ると、始まった切っ掛けは「ハンプトンに別荘が無いみんなでサマーパーティーをしよう。」というようなものだったようだ。NYの金持ちは郊外のハンプトンに別荘を持っていて、そこで夏のバケーションを過す。そのため夏はNYのギャラリーなんかは閉まっているところも多い。でも、お金を持っていない若いアーティスト、アートライター、キュレーターなんかはNYに留まる人も多いわけで、それならとはじまった企画。とても単純なしかけで、前庭に超低予算(うわさでは200万円以下)で若手建築家が会場作りをして、あとは音楽とビール(2種類の生ビール)だけ。そして、夏の午後ー夕方を楽しむにははっきりいってそれで十分なわけで、アート関係者だけではなく、建築関連の人、音楽が好きな人、その友達、その友達の友達と、NYの老若男女が集まってくる。僕はその雰囲気が大好きだし、こういう風に肩肘はらないで、アート、建築、音楽が交わる場をつくれるということ、また美術館でそれが行われていることに、本当にわくわくしてしまう。さらに、美術館にとっ

NY Art Beat 1st Anniversary Party & Exhibition 6/13/09 @ Dumbo Arts Center

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今週末6月13日(土)の午後7時-12時についにNY Art Beatの1周年記念パーティーがあります。NYにいらっしゃる方は是非お越し下さい。パーティーを企画するつもりがアーティスト達と話している間に、結構立派なグループ展的なイベントになってきました。一夜限りというのがもったいないです。NYにレジデンス中の鬼頭健吾さんも参加してくれますし、パフォーマンスからペインティングまで、20代から60代まで、NY在住の日本人、アメリカ人、チェコ人、イギリス人、ポーランド人、日本からこのために来てくれる小柴さんなど、多種多様なアートで盛り上がりそうです。DJも弱冠16歳で注目されているKeili Hamilton、昨日もCorduryというファッション雑誌の記念パーティーで回していたMandy C of 2 Mandy DJ'sなど盛りだくさんです。 場所などの詳細は下記。無料で、予約いりません。気軽にご友人とお越し下さい。 NYAB 1st Anniversary Party and Exhibition Venue: Dumbo Arts Center Schedule: 2009-06-13 from 19:00 to 23:59 Address: 30 Washington St.,Brooklyn, NY 11201 Phone : 718-694-0831 Shantell Martin OLEK Shinji Murakami Petra Valentova Kengo Kito Hiroaki Koshiba Hiroshi Tachibana Tom Warren Yuki Itoda Miwa Koizumi WFMU's Keili Hamilton

NYABのTwitterの5000フォロワー達成とPepcicoのTwitterについて

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NY Art BeatのTwitterアカウント は去年の11月にスタートして半年あまりで昨日ついにfollowerが5000人を超えた。フォローしてくださっている皆様ありがとうございます。基本的には、米国でのtwitterの人気急増に伴った増加ということだろう。普通のニュース番組などでも、ほとんど普通の言葉として、もしくはジョークの一環としてtwitterという言葉が出てくるほどtwitterは大きな現象になりつつあるようだ。 TwitterCounter という過去(3ヶ月まで)のfollower数をトラックしてくれるサービスでもNYABは順調に増えている。 NYAB の収益源はサイト上のバナー広告販売が主で、サイトの利用者も順調に増えてはいるのだが、それを上回る勢いでtwitterを通じてNYABのアート情報をとってくれている人が増えているということで、これを機に、NYABのtwitterを利用した広告を販売しはじめた。といっても、サイトのバナー広告を出稿してくれた方に、NYABのtwitter広告をおまけでつけるという形でとりあえずははじめてみようと思う。NYABのtwitterの中にごくまれに[NYAB's Sponsor] という見出しで始まる広告tweetを入れ込みはじめている。ご興味の有る方、価格など詳細については、 こちらから 。tweetの見た目は下記。 以前にも、「 アート広報にtwitterを! 」や「 MOMAのtwitterアカウントはダマテンではじまった。 」などで大きい組織でtwitterを通じてのコミュニケーションをするのは簡単ではないかもしれないようなことを書いてきたが、先日ペプシなどの飲料ブランドを擁する Pepsicoのtwitter を含むソーシャルネットワーキングサービス(Facebook, youtubeなど)の企画、運営を請け負っている会社で働いている人と話す機会があって面白かったのが、その会社は外注でコミュニティー運営をまかされていて、twitterだと1日に10程度つぶやくというような取り決めでつぶやいているのだが、実際につぶやく文面をつぶやく前に、メールなどでPepsicoの内部の人がしっかり承認しているようだ。ここまでくると、これって外注する意味あんの?と聞きたくなってくるが、そこまでしてもfacebo