ハウストンストリートでのオス・ジェメオスの壁画




Lower East Sideのハウストンストリートとバウエリーの角の北側にブラジルの双子ストリートアーティストのOs Gemeosの巨大壁画が確か2週間ほど前からできている。

オス・ジェメオスは去年、かなり大掛かりな個展をソーホーのDeitch Projectsというギャラリーでやったのを見たのが展覧会としてははじめて。その前もグラフィティとして見たことがあったような気がする。

この壁画の場所は、直前まで、キース・ヘリングの大きなグラフィティが描いてあった。つい最近のことなので、もちろん本人が描いたのではなく、復元されたものだったそうだ。この場所についてや、82年にキース・ヘリングが描いている様子などは、クールハンティングのこの記事が面白い。

多くのブログや、普通のメディアでも結構紹介されているし、また普通に人通りの多いところなので、写真を撮る人のあとはたたない。今日はテレビの取材まで来ていた。

グラフィティ、ストリートアートとかいうと若者が、みたいなイメージだが、ニューヨークでは80年代のそれこそキース・ヘリングの時代からあるわけで、その当時若者だった人達は、今やおじいさん、おばあさんになりかけているくらいか。ニューヨークのいいところ(そして東京にはあまりないところ)は、そういう当時の若者が、気持ちは若く保ちながら歳をとって、それなりの地位にいて、今のアートの手助けをしているところだ。ストリートアートまでもが美術館、コマーシャルギャラリーのフィールドに割と自然に取り込まれるわけだ。そう考えてみたら、ビデオアートとグラフィティってアートのジャンルとしては同じくらい新しくて、そして古いわけだ。

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