TABlogとNYABlogをKindle Publish!



Kindleの大型が発表されたことや、NY Timesがかなりのりのりなこと、まわりにアートメディア関係の人が多いこともあって最近Kindleについて話すことが多かったので、コンセプト以上のことは何も知らなかったこともあり、スペックを調べてみたら、今のところ、日本語には対応していない、コンテンツは携帯網(Sprint社)の通信でKindle端末に直接ダウンロードされるので、iPodのようにコンピュータ経由でシンクロするわけではない。などが分かって自分が結構なにも分かっていなかったことに驚いた。日本対応は携帯通信業者との話し合いもあるし、もう少し時間がかかるかなというところか。僕はNYの地下鉄で今まで一人だけキンドルを持っている人を見たことがあるが、そのときはかなり(なぜか)どきどきしながらその人の様子を見ていた。なんというか未来の人のように見えた。iPodは外見はWalkmanとそう大きくは変わらなかったので、この古き良き未来感(未来から来た自分とは違う時代の人に見える)は無かったような気がする。

さらに、誰でもブログをAmazonに登録して販売できることが分かったので、早速英語版のTABlogNYABlogを登録してみた。登録自体は銀行口座や、実際の住所などを聞かれるので少しいかめしいが、簡単に終わり、48時間待てばスタートされるとのことだったが実際には24時間以内に販売開始されたようだ。上のイメージはNYABlogのある記事のKindle上でのプレビュー。

TABlog (Kindle Edition)
NYABlog (Kindle Edition)

このブログを読んでくださる方でKindleをお持ちのかたはほとんどいないかもしれないが、もしそういう方がいれば、是非購読してください。Art Beatに月に60セントの収入になります。
アートビートとしては、収入というよりは単純に、どんなもんか試したかったのと、ある一定のプロモーション効果があるでしょうということで販売を開始してみた。RSSフィードさえ出していればどういうものでも販売できるようだ。

登録についての、詳しい手続き、経過などについてはこちらの日本語ブログが丁寧に説明してくれているので、是非ご参照ください。

私は個人的に、ある情報が情報劣化することなしに社会的にデジタル化されていくのを眺めているときに高揚感を感じるので、Kindleにはかなり大きな期待があるが、ipodのときと違って、自分が持っている本をリッピングできないことには、貧乏な身としては閉口してしまう。技術的に全然違うのは頭では分かっているのだが。まあ、家賃が高いNYや東京の都市部に住む身としては、モノの重さから開放されて、デジタルの軽さへ移行できるのは金銭的にも有りがたいのだが。

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