ギャラリーの中国進出加速

それこそ昨日のポストからもリンクしたのだが、4月の末にPace Wildensteinの北京進出がNY Times はじめ大きく報道され、5月末にはうわさには聞いていたが、Gagosianの香港進出が伝えられ、今日は、束芋、サワヒラキなど日本人作家も擁するJames Cohanが上海に進出するとのプレスリリースが届いた。
日本のギャラリーも、東京画廊が北京に以前から、そして今年に入って、ミヅマギャラリー、ワダファインアートが支店を開き、上海にはツアイトフォトサロンが進出している。

中国進出と一言で言ってもすでに三都市。北京や上海は税制上は日本以上に不利なようだが、それでも多数の中国人コレクターがいるのだろう。そしてGagosianの人に少し聞いたのだが、香港は、オークションが行われる都市で、税金が格段に優遇されていて、また地理的に香港人だけでなく東南アジアのコレクターにとってとても都合のいい場所だという。

東京でも最近、税制の優遇が認められる金融特区が計画されているようだが、多くのアート関係者の念願である芸術特区も同時にできないものかなあ。東京でなくとも、横浜なんかいろんな意味でいいと思うのですが。

Comments

  1. こんにちは、初めてコメントさせて頂きます。北京の798芸術区には昨年、何度か行きましたが、本当にその発展の早さに驚かされます。今の中国の勢いをそのまま、感じました。香港にも先月行きましたが、北京とはまた違った画廊のカラー、雰囲気を感じました。中環に集中している印象がありますが、見事に街の雰囲気にスマートにマッチしているように感じました。

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  2. 私は、北京の798芸術区には行ったことが無くて、人の話を聞くたびに、写真などを見るたびに行きたいなあと思いながら、NYに引っ越してしまいました。隣の芝生は青いといいますが、いろんな意味でどんどん青く見えてきます。

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