NYでのアート関連配布物


やっと、NY Art Beatのブックマーク型のフライヤーが印刷できたので、NYABに関わってくれている人を通じてや、NYABに掲載されている美術館、ギャラリーなどでの配布を始めました。まだまだNYでの知名度はそれほどでもないにも関わらず、有名どころも含めて多くのギャラリーがフライヤー配布に協力するよと返事をくれたのには、うれしかった。


今回はNYでギャラリーを回るのに便利なマップを2つご紹介。
一つ目は、ブルックリンのWilliamsburgエリアにある数十のギャラリーを集めた月刊のマップ、「WAGMAG」まだまだ若いギャラリーが多く、チェルシーなんかに比べるとずっと個人経営的で、インディー感のあるギャラリーが集まる地域。このエリアにあるギャラリーはほぼ全て網羅してあるので、最初に行くギャラリーでこれを見つけて、このエリアをまわるという使い方ができる。チェルシーのギャラリーの開廊日とずらすために、日曜日はあけて、月火水などを休むところも多い。

エリアにあるレストランなどの広告と、James Kalmというアーティスト/アートライターによるレビューも掲載。彼はいろんなギャラリーや美術館のオープニングに行って、デジカメのビデオ機能で、様々なアートピープルに突撃インタビューをしてYouTubeにあげることで結構有名。チャネルはこちら


2つ目は、マンハッタンの南東部、Lower East Sideと呼ばれるエリアを網羅したマップ。エリア自体が新しいので、このマップも多分今年に入ってから始まったんじゃないかな。去年末にNew Museumができて、一層この地域にスポットがあたるようになった。新しいギャラリーや、地価が上がったチェルシーのギャラリーが引っ越してきたり、チェルシーのギャラリーが2店目をオープンしたりしている。すでに40あまりのギャラリーができている。

地図と対面にギャラリーの一覧があるので、隈無く回りたい方には使いやすい。新しいのが手元になく、かなり使い古し感のあるマップの写真で申し訳ない。ここを全部まわるには丸一日か、まあ2日くらいはかかるかと。

このエリアもチェルシーとの開廊日をずらすため、日曜日をあけるところが多い。一覧に大きなSマークがついているのが日曜日空いてますという意味。僕も一度日曜日にこのエリアを回っていたら、有名なクリティックカップルのJerry Saltz(New Yorkマガジン)とRoberta Smith(New York Times)も回っているのに出くわして、なんだかうれしくなった。こんな小さなギャラリーにも、こういう有名クリティックがしっかり回って、良ければ大きなメディアにレビューを載せるのかと。とても正しい気がした。

最後に、NYではないが、TABが発行している東京のアートマップ。ニューヨークには上記ふくめて何種類ものアートマップがあるのに、東京には無料のアートマップが皆無という状況で、TABが4月からはじめたもの。

もちろんTABと違って、紙面の都合があるので、全部網羅することはできなくて、歯がゆいところもあるが、バイリンガルで、都内の主要地域は網羅してある。都内、ホテル、美術館、ギャラリーなどで隔月配布。10万部刷っています。こういうキャペーンもしてます。

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